賢哲なる恣意性

桐峰矜公式ブログ

  

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音痴のメカニズム

   

何を隠そう……いや、何も隠してはいないが(笑)、中学生の頃から歌うことが好きで、今でもカラオケなどによく行ったりするオレなのだが、何度も様々な人と一緒に行ってみると、しばしば気が付くことがある。

 

それは、「音痴にはいくつかのタイプがある」ということだ。

 

オレは別に、学術的な意味での音楽の専門家ではないので(音声学なら多少わかる)、どうしても素人意見の域を出ないのだけど、オレなりに考える「音痴」というものの構造を少し述べたいと思う。

 

まず、「音痴」とはどういうことか、という定義論だけど、オレの中では、例えば「ド」の音を聴いて「ド」の音がきちんと声で再現できる人は音痴ではないことになる。逆に、もし、「ド」の音を聴いて「レ」の音を出してしまうような人がいたとすれば、その人は音痴だと言えるだろう。

 

ひとまず定義はこれでいいとして、実際にいくつかの具体的なパターンを述べる。

 

まず、大きく分けて、オレの中での「音痴」のパターンは以下の4つに分類される。

1.耳がおかしい場合(=「ド」の音が「ド」の音として聴こえない)
2.脳内の入力がおかしい場合(=聴いた音を正しく脳内再生できない)
3.脳内の出力がおかしい場合(=イメージした音を出せという指令を声帯に送れない)
4.声帯がおかしい場合(=「ド」の音を出しているつもりで出せていない)

 

この4つは、それぞれ以下のような感じになる。

1.何の疑問も持たずに音を間違える
2.「あれ?」といった感じでどの音を出せばいいか悩む
3.なぜ正しく音を出せないのか不思議そうにする
4.自分で正しく音を出せていないことをわかっているから悔しそうにする

 

より正確に言うと、多くの場合、一般的に「歌が下手=音痴」だと言われてしまうような状態は2,3,4のタイプである。ちなみに、1の場合は早急に医者に診てもらった方がいい。音楽センスの問題以前に医学的な観点からのトラブルである(笑)

 

さて、このように分類してみて、それぞれのタイプに対する解決策はないのだろうか、と考えてみると、意外と一般の書店で売っているようなヴォーカルトレーニングに関する本にも書いてあるという事実がある。

 

例えば、2のタイプには、ひたすら「聴いては頭の中で音をイメージする」という訓練をしてみるだとか、3のタイプには、「イメージした通りに音をちゃんと出す」ことを心掛けるとか、4のタイプには、「ただただ練習あるのみ」だとか(笑)

 

まあ、最後のはちょっとした冗談だけど、いずれにしても原因というか分類がわかっていれば対策も立てやすいよねということで、ひとつお役に立てたのではないかと。

 

ぜひ、自分あるいは周囲の音痴な人(ストレートに書くとすごく失礼な感じが出るがw)に教えてあげて、直してあげると少しばかり感謝されるはず。

 

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