賢哲なる恣意性

桐峰矜公式ブログ

  

*

リア充が決して爆発しないための知恵

   

あなたは恋人あるいはパートナーと良好な関係を築けているだろうか。オレはと言えば……、いや、オレの話はいいとして(笑)、今回は「愛情表現」というものの在り方について少し述べていこう。

 

一般的に、恋愛初期の“熱さ”みたいなものが徐々に薄れてきて、なんとなくドキドキ感がなくなってくる時期のことを「倦怠期」などと呼んだりするが、そうなってしまったときに、それでもなおパートナーとの良好な関係を維持したいと考えるならば、これから述べることは知っておいて損はないはずだ。

 

まず、恋愛関係において、パートナーに対して抱いてしまう不満の種類というのは、いく通りか(いく通りも?)あるかもしれないが、それらを少し抽象化してまとめてみると、根本的には、多くの場合、「自分はこれだけ愛情を注いでいるのに相手はそれに見合うだけの愛情を返してくれていない」といった心情に集約できるだろう。これをもっとわかりやすく表現すると、「どうしてわかってくれないの?」ということだ。

 

さて、何故このようなことが起こるのだろうか。「自分は愛情を伝えているつもりでも何故か相手には伝わっていない」、「わかってほしいのに何故かわかってくれない」といった心情は、おそらく自分とパートナーとの間で「愛情」というものの捉え方にギャップがあることが最大の原因である。

 

「愛情」の捉え方にギャップがあるとはどういうことか。端的に答えると、そもそも「愛情表現」というものには人それぞれのタイプによっていくつかのチャネルが存在するということである。つまり、あなたとあなたのパートナーでは、お互いに「愛情」を伝える際の手段が違うのだ。

 

では具体的に、「愛情表現」における5種類のチャネルを説明しよう。

1.対話
2.接触
3.奉仕
4.空間共有
5.贈答

大きく分けてこの5つのタイプがあるのだけど、感覚的にあなたは自分をどのタイプだと思うだろうか。ちなみにオレの場合は「対話」と「空間共有」を好むタイプである。

 

では、ひとつずつ見ていこう。

 

まず、「対話」とは読んで字のごとくそのままであり、パートナーとたくさん話すことで心が満たされるタイプである。これについては特に疑問はないだろう。

「接触」とは、いわゆるスキンシップのことである。パートナーと身体が触れ合うことで愛情を感じるタイプであり、キスやハグなどもこれに含まれる。

「奉仕」というのはあまりイメージし難いかもしれないが、簡単に言えば「気遣い」にニュアンスは近い。つまり、相手に対して何かをしてあげたいと思う気持ちや、相手の身のまわりの世話をするのが好きなタイプがこれにあたる。また、いわゆる「マメな人」というのもこのタイプに近い。

「空間共有」というのは、物理的に(距離的に)パートナーの近くにいたいと思うタイプで、場合によっては特に会話や接触がなくても、同じ部屋で別々のことをしていても問題ないという人もいる。

最後の「贈答」とは、形に残るモノを贈ったり受け取ったりすることによって愛情を感じるタイプである。個人的な印象としては、プレゼント好きな女性とか、もしくは、いわゆる貢ぐタイプはこれにあたる。

 

このように「愛情表現」には人によって様々なタイプがあり、誰もがこの5つのうちのどれかひとつ、または複数のタイプに当てはまる。

 

それ故に、例えば「接触」タイプと「贈答」タイプのカップルの場合、「ベタベタしないで!」「なんだこの物欲女は!」みたいな噛み合わなさが当然起こる。あるいは、「接触」タイプと「空間共有」タイプのカップルの場合、遠距離恋愛などはまず不可能である。

 

こういったことを知識として知っているだけでも心は幾分か穏やかになるだろう。まず、そもそもの前提として、自分と相手はタイプが違う可能性がある。それを理解したうえで、違いを受け入れようという真摯な姿勢こそが、お互いにパートナーとの良好な関係を構築していくことに大いに寄与するのだろう。

 

 - 思考