賢哲なる恣意性

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ゴスペラーズ『2080』歌詞の意味,解釈,考察

   

本記事は2013年5月に桐峰矜の別のブログ『キョウのゴスコトバ』に投稿された記事を移行させたものである。このブログ『賢哲なる恣意性』とはだいぶ文体などのテイストが違うけれども、せっかくなのでそのまま載せようと思う。

 

 

≪≪≪以下、本文≫≫≫

皆様こんにちは。

桐峰矜(きりみねきょう)です。

今回は、The Gospellers(ゴスペラーズ)の『2080』の歌詞について、私、桐峰矜の独自の視点から解釈と考察をしていきたいと思います。

皆様どうぞよろしくお願いします。

 

≪楽曲基本情報≫

『2080』The Gospellers(ゴスペラーズ)

作詞:酒井雄二
作曲:酒井雄二

曲の構成は、

Aメロ Aメロ Bメロ サビ
Aメロ Aメロ Bメロ サビ
Bメロ サビ サビ

といった感じです。

歌詞を引用する場合には、“二重引用符”を使います。
例 “意味があっても無くてもいいんだろ”

 

≪解釈&考察≫

さて、ゴスペラーズ13枚目のアルバム『STEP FOR FIVE』から『2080』です。

 

この『2080』というタイトルは、未来の80年代音楽という意味だそうで、読み方は決まっていないそうですね。

 

いかにも酒井さんらしいセンスのあるタイトルですよね。

 

歌詞の内容については、非常に表現が独特で言葉の繋がりがあまり明確ではないので、かなり難しいです。

 

それではいってみましょう。

 

“あいまいな顔したまま 他愛ない話につきあって”
“笑っていいの? だなんて聞いたって”

 

まず、いきなり投げやりな感じから始まります(笑)

 

まるで、表面上だけ仲の良いグループに属している女性同士の会話のようですね。(ひどい偏見w)

 

あまりスパッとわかりやすい歌詞ではないんですが、次にいきます。

 

“たいがいにしがちな my life さいわいの数をかぞえて”
“笑っていいよ 空っぽになって”

 

人生というのはちょっと気を抜くと妥協してしまいますよね。

 

だからこそ、たまには身近な幸せを感じて、頭をカラにして笑うのもいいんじゃないか。

 

そんな方向性の歌詞ですね。

 

そして、Bメロはかなり特徴的です。

 

“待ってばっかり (だってばっかり)”
“いつも勝手だったり (望んでばっかり)”
“それがホンネだったり (言ってばっかり)”
“君の番もあったり”

 

全編通して、かなり投げやりな印象を受けるこの『2080』の歌詞ですが、このBメロは特に様子がおかしいですよね(笑)

 

80年代と言えば、酒井さんにとっては、小学校、中学校、高校と、ちょうどまたがっているんですね。

 

ここは、かつての自分への反省や自戒のようなものが垣間見えます。

 

そして相手も若かった。

 

だからこそ、お互いにそうだったよなという感じでしょうか。

 

そしてサビへ。

 

“意味があってもなくてもいいんだろ”
“夢じゃなくても何でもいいんだ”
“願っていいよ 叶えていいよって 気がしてただけ”

 

ザ・投げやり(笑)

 

……というわけだけではなくて、衝動的にやりたいことに後付けの理由なんていらないんだという、ある意味、青春の非常にまっすぐな感性ですよね。

 

「歌が好きだから」

 

それだけでいいのだと。

 

では2番へ。

 

“再会なれど うらはら 会いたい気持ちにいらだって”
“笑っていいよ ややっこしいなって”

 

これまたかなり面倒くさい倒置ですね(笑)

 

つまり、会いたくて、その気持ちがストレスにまでなっていたのに、再会してみると、「あれ?」という感じになってしまったと。

 

それを相手に対して、「俺って意味わからないだろ、笑ってくれよ」と言っているというシチュエーションなわけです。

 

さて次です。

 

“最下位すれすれの my life 愛以外に何を贈れって?”
“変わっていいよ 「笑っていいや」って”

 

人生において自慢できるようなスペックもステータスもないと。

 

だから、自分の気持ち以外は相手に何もあげることができないという、非常に自虐的な表現になっています(笑)

 

そして、相手に対して、笑われることを許容してしまうという、なんとも投げやり極まりない歌詞ですよね(笑)

 

この後、1番と同じ歌詞のBメロ がきて、サビに入ります。

 

“ドアがあってもなくてもいいんだろ”
“止まらなくてもどうでもいいんだ”
“走っていいよ 未来へリードして 突き抜けるまで”

 

ここは唯一、とてもストレートに肯定的な歌詞ですね。

 

人生において、壁というのは自分が勝手に設定してしまっているだけであると。

 

そんなものにとらわれる必要はないのだと、そう言ってくれているわけですね。

 

この後は、また同じ歌詞のBメロの後で転調し、それぞれ1番と2番のサビを繰り返して終わります。

 

この『2080』のメインのモチーフである80年代というのは、私はその当時、生まれて(以下略)ので、正直、音楽的にどういう時代なのかというのがあまりわからないんですよね。

 

予備知識がもっと豊富だったらより良い考察が書けたのかなと少し思いつつ。

 

そんなわけで、『2080』の歌詞を私なりに解釈し、考察してみました。

 

いかがでしたでしょうか。

 

これからもゴスペラーズの数多くの楽曲の歌詞(歌詩)を幅広く独自の視点で解釈&考察していきたいと思います。

 

今回は最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

“走っていいよ 未来へリードして 突き抜けるまで”

 

桐峰矜

 

≪≪≪以上、本文≫≫≫

 

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