賢哲なる恣意性

桐峰矜公式ブログ

  

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ゴスペラーズ『新大阪』歌詞の意味,解釈,考察

   

本記事は2013年5月に桐峰矜の別のブログ『キョウのゴスコトバ』に投稿された記事を移行させたものである。このブログ『賢哲なる恣意性』とはだいぶ文体などのテイストが違うけれども、せっかくなのでそのまま載せようと思う。

 

 

≪≪≪以下、本文≫≫≫

皆様こんにちは。

桐峰矜(きりみねきょう)です。

今回は、The Gospellers(ゴスペラーズ)の『新大阪』の歌詞について、私、桐峰矜の独自の視点から解釈と考察をしていきたいと思います。

皆様どうぞよろしくお願いします。

 

≪楽曲基本情報≫

『新大阪』The Gospellers(ゴスペラーズ)

作詞:村上てつや
作曲:村上てつや、妹尾武

曲の構成は、

サビ
Aメロ Bメロ サビ
Aメロ Bメロ サビ
Cメロ サビ サビ’

といった感じです。

歌詞を引用する場合には、“二重引用符”を使います。
例 “本当の恋と云うなら”

 

≪解釈&考察≫

さて、ゴスペラーズ23枚目のシングルである『新大阪』です。

 

『ひとり』以来、久々の全編通して村上さんがリードヴォーカルで登場するアカペラ曲ですね。

 

もはやタイトルの由来は当ブログをご覧の皆様には説明不要だと思うのでいたしません(笑)

 

それでは内容にいきましょう。

 

“本当の恋と云うなら いつも側にいて”
“あなたの事 その全てを 受けとめてあげなきゃね”

 

皆さんご存じのように、この『新大阪』は遠距離恋愛を描いた曲なので、本当は、ずっとそばにいてあげたいという想いと、物理的な現実との葛藤がうまく表されていると思います。

 

そして、Aメロへ。

 

“さよなら 今年はこれで 逢えるのは最後だろうね”
“キスしたら滲むホーム 抱きしめたその後で 悲しい笑顔”

 

これは、PVを観ればわかるんですけど、シチュエーション的には、ヒロインを新大阪の駅に残して主人公が東京行きの新幹線に乗るという場面をイメージしていただけると良いかと思います。

 

“キスしたら滲むホーム”というのは、非常に秀逸な表現ですよね。

 

なぜ滲むのかというと、次の“悲しい笑顔”にも繋がっているんですけど、想いが抑えきれずに涙が眼に溢れているからですよね。

 

いや、非常にうまい……!

 

この後の1番のサビは最初のサビと歌詞が同じですね。

 

さて、2番へ。

 

“ヘッドフォン あなたの好きな 歌を聴く最終列車”
“すぐにまた 声が聴きたい 何気なく電話した 次の約束を”

 

このあたりも情景が非常にリアルに思い浮かびますよね。

 

そして、「新幹線の中で電話したのか!?」と心の中でツッコミをいれるという(笑)

 

そして、サビへ。

 

“本当の恋と云うなら 限られた時間で”
“思い出ばかり集めても 苦しいよ 足りないよ”

 

まさに、遠距離恋愛の教科書のような心理描写ですよね。

 

歌詞の意味自体は言葉の通りなんですけど、こういった、視点というか切り口がすごいですよね。

 

適度に乙女の感性を持っている村上さんならではの表現だと思います。

 

安岡さんや黒沢さんだったらこういった感性はあまり出てこない気がします。

 

さて、Cメロへ。

 

“明日がある限り 何か選ばなきゃいけない”
“僕の事 あなたの事 二人の事 悲しいけど 全部とはいかない”

 

ここも本当にリアルで、お互いに、恋愛「だけ」で生きているわけではないので、当然ながらそれぞれ自分の人生における選択を日々しなければならないわけですよね。

 

それが“僕の事 あなたの事”の部分です。

 

そして、“二人の事”というのが恋愛関係としての選択ですよね。

 

これらが、物理的に離れているために、すべてを納得する形にすることは困難であるといいうのが“悲しいけど 全部とはいかない”という表現で表されています。

 

ちょっと話が現実的になってきてしまっているところで、“でもこれは”というフレーズを挟んで、最後のサビに入っていきます。

 

“本当の恋なんだから いつも側にいるよ”
“あなたの事 その全てを 受けとめてあげるから”

 

最後は、きっと物理的な話ではなく心の距離なのでしょう。

 

“行くよ 行くよ 行くよ”
“あなたの側に 行くよ”

 

そして、ここについては、実際に逢いに行くともとれるし、心の声だともとれるダブルミーニングだと思います。

 

それほどの強い想いであると。

 

そしてラスト。

 

“二人の事 その全てを 受けとめてあげるから”

 

決意でもあり、覚悟でもあり、なにより想いですよね。

 

そんな力強いラストの後、だんだんとコーラスパートがフェードアウトしていきます。

 

そんなわけで、『新大阪』の歌詞を私なりに解釈し、考察してみました。

 

いかがでしたでしょうか。

 

これからもゴスペラーズの数多くの楽曲の歌詞(歌詩)を幅広く独自の視点で解釈&考察していきたいと思います。

 

今回は最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

“本当の恋だから”

 

桐峰矜

 

≪≪≪以上、本文≫≫≫

 

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