賢哲なる恣意性

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ゴスペラーズ『1, 2, 3 for 5』歌詞の意味,解釈,考察

   

本記事は2013年5月に桐峰矜の別のブログ『キョウのゴスコトバ』に投稿された記事を移行させたものである。このブログ『賢哲なる恣意性』とはだいぶ文体などのテイストが違うけれども、せっかくなのでそのまま載せようと思う。

 

 

≪≪≪以下、本文≫≫≫

皆様こんにちは。

桐峰矜(きりみねきょう)です。

今回は、The Gospellers(ゴスペラーズ)の『1, 2, 3 for 5』の歌詞について、私、桐峰矜の独自の視点から解釈と考察をしていきたいと思います。

皆様どうぞよろしくお願いします。

 

≪楽曲基本情報≫

『1, 2, 3 for 5』The Gospellers(ゴスペラーズ)

作詞:酒井雄二
作曲:酒井雄二

曲の構成は、

Aメロ Bメロ サビ
Aメロ Bメロ サビ
Cメロ サビ サビ

歌詞を引用する場合には、“二重引用符”を使います。
例 “1, 2, 3, 4, 5 で 届けるぜ お前に”

 

≪解釈&考察≫

さて、ゴスペラーズ34枚目のシングル『1, 2, 3 for 5』です。

 

最初に聴いた時の印象は、今までになかったタイプの楽曲だなという感じですね。

 

これはもちろん褒め言葉としての発言ですが、これほど遊びまくった曲がシングルとして人気曲になるというのは、すごいことだと思います。

 

どんなにふざけた曲でもゴスペラーズが歌うことによってそれが名曲になると。

 

そんなことを思わされましたね。

 

では内容に。

 

“粋な揃いのアクション”
“どっかしらおどけたモーション”
“熱くほとばしるエモーション”
“伊達に決めるファッション”

 

改めて、字面だけ見ると、かなり奇抜な歌詞ですよね(笑)

 

ここはもはや、歌詞の意味を解釈するというより、韻の踏み方とか、言葉選びのセンスに目がいきますよね。

 

PVを観ると、よりわかりやすいんですが、それぞれのフレーズを歌うメンバーのキャラクター性や動きにちゃんとマッチした歌詞になっているんですよね。

 

さすが酒井さんは割とこういった細かいところが非常に芸が細かいと思います。

 

Bメロへ。

 

“汗ばんでいいぜ no, no easy”
“じわり 心の温度 上げる このサウンド”

 

とにかく、ひたすら熱く、聴き手のテンションを盛り上げることに特化した、ライブ感を非常に意識した歌詞になっていますね。

 

そしてサビへ。

 

“1, 2, 3, 4, 5 で 届けるぜ お前に”
“1, 2, 3, 4, 5 で 魂から キラキラと こぼれるぜ”
“soul sweat”

 

このサビの歌詞は本当に革新的ですよね。

 

PVの振り付けも合わせて観ると、「5人で届ける」ということを非常に強く意識した作りになっていることがわかると思います。

 

このあたりは、ゴスペラーズがデビューしてから一貫してブレないスタンスですよね。

 

そして、“soul sweat”とは「魂の汗」という非常にかっこいい表現です。

 

こういうところはさすが酒井さんですよね。

 

安岡さんの作詩とは別ベクトルのかっこよさがあります。

 

さて、2番へ。

 

“お前の涙と汗の どの一粒も”
“そのハートから落ちるダイヤ”
“揃えて 真っ赤なストレート”

 

ここがまた非常にうまい歌詞だと思います。

 

まず、この『1, 2, 3 for 5』では、涙や汗が魂から溢れるという比喩で表現した世界観ですよね。

 

それを前提として、涙や汗が文字通り“そのハート(つまり心=魂)から落ちる”わけですね。

 

そして、涙や汗は細かい液体ですから、キラキラと光る“ダイヤ”にたとえている部分も納得できます。

 

さらに、ハートやダイヤはトランプでの赤いカードのことでもあります。

 

だからこそ、最後の“真っ赤なストレート”という表現が生きるわけです。

 

この、わずか4小節という短いフレーズのなかに、ここまで複雑に作りこまれた歌詞というのは正直、他で見たことがない気がします。

 

もはや「さすが酒井さん」というセリフが陳腐に思えてくる感じですが、あえて言いましょう。

 

さすが酒井さんですね!(笑)

 

そしてBメロへ。

 

“隠してないぜ no, no easy”
“踏んでみないか soul step”
“んで 未来は soul star!”

 

ここはもう単純に言葉の選び方と韻の踏み方ですよね。

 

まあ、意味に言及するとすれば、ソウルの段階をどんどん進んでいくことで、未来においては自分たちがスターになるのだという解釈もありだと思います。

 

そしてサビへ。

 

“1, 2, 3, 4, 5 で 届けるぜ お前に”
“1, 2, 3, 4, 5 で 体じゅう キラキラと 輝くぜ”
“soul sweat”

 

1番は内面で、今度は外見も輝くという表現になっています。

 

この後は、間奏の合間にメンバーそれぞれが短いフェイクやハモリを披露し、

 

“So, Let’s get it started”

 

酒井さんの部分だけ歌詞表記になっています。

 

まあ、意味は、「さあ、始めよう」といった感じでしょうか。

 

そして最後のサビに入ります。

 

“1, 2, 3, 4, 5 で 届けるぜ お前に”
“1, 2, 3, 4, 5 で 魂から こぼれるぜ”

 

まあ、内容自体は1番のサビとほとんど同じなので問題ないですね。

 

ここからもう一度、2番のサビがきて終わります。

 

PVでは最後の黒沢さんのアクションが非常に人気が高いと言われていますね(笑)

 

非常に新しい視点や価値観を我々に与えてくれた楽曲だと思います。

 

そんなわけで、『1, 2, 3 for 5』の歌詞を私なりに解釈し、考察してみました。

 

いかがでしたでしょうか。

 

これからもゴスペラーズの数多くの楽曲の歌詞(歌詩)を幅広く独自の視点で解釈&考していきたいと思います。

 

今回は最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

“soul sweat”

 

桐峰矜

 

≪≪≪以上、本文≫≫≫

 

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