賢哲なる恣意性

桐峰矜公式ブログ

  

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日本人の金融リテラシーが低い理由

   

日本人は諸外国と比較して、経済というかお金に関する知識が非常に弱いとしばしば言われる。例えば、アメリカ人の金融資産の8割以上は株式や不動産などによって運用されている一方で、日本人の金融資産の8割以上が預貯金、つまり銀行で眠ったままのお金である。

 

これは、ひとつには教育の問題がある。現在までの日本の教育制度では、幼いうちからファイナンシャル(=お金、金融、経済)のリテラシーが鍛えられるような訓練をほとんどしないからだ。まあそれは当然ながら戦後の労働ロボットを大量生産するための教育システムのせいである。それが時代の変化に合わせて方向転換するタイミングをイマイチ逃してしまった結果としてまだまだ根強く残っているのだから仕方がない。

 

また、これは少しばかり陰謀論的なニュアンスが出てしまうけれども、結局のところ、政府にとっては国民が程よくバカな方が扱いやすいからだという考え方もできる。

 

ご存知の通り、日本は世界でも類を見ないほどにダントツで借金大国である。けれども、その割にはなんでこんなに悠長に構えていられるのかと言えば、最後の手段として国民の金融資産を凍結してしまえば、とりあえず“株式会社日本”が倒産する事はないからである。おいおいおいと言いたくなるが、これは真実である。そのためには銀行に現金が有り余っていないといけないわけで、株式や不動産として自由に運用されては都合が悪いのである。

 

まあ、金融の知識に限らず、制度というのは常に時代の後追いにならざるを得ないので、ある程度は仕方ないと思える部分もある。しかし、だからと言ってそのままボーっとしていてはいけない。自分なりに時代をきちんと読んで、臨機応変に舵取りができるように、必要な知識は自分で頑張って身に付けるしかないのである。

 

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