賢哲なる恣意性

桐峰矜公式ブログ

  

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男性脳・女性脳と判断の優先順位

   

一般的に男性は女性に比べて論理的な思考力が優れていて、逆に女性は男性に比べて感情的な共感能力が優れているとしばしば言われる。

 

一見すると、「確かにそうかもな」と思ってしまいそうになる一方で、「本当か?」と思う節もある。

 

もちろん個人差はあるのだけど、それを差し引いても、この男女の違いは果たして本当に優劣の問題なのだろうかと疑問に思うのである。

 

確かに、多くの分野で学者や研究者には男性が圧倒的に多い。あるいは、論理的な思考能力のひとつの極限と言えるであろう将棋においてもプロ棋士(=四段以上)は今のところ男性しかいない。そういう意味では論理的思考力は男性の方が高いという認識もまあ否定はできない。

 

けれども、一般人が一般的な日常生活を送るにあたって、そこまで高度な論理的思考力なんて本当に必要なのだろうか。言い換えれば、一般人が一般的な日常生活を送るにあたっては、別に男女で論理的な思考力に優劣なんてつかないはずではないだろうか。

 

最近になって、私の中でこの論点におけるひとつの新しい解釈が生まれてきた。というのも、論理的な思考力には男女で差がないはずなのに、やはり女性とのコミュニケーションにおいてどうにも話が噛み合わない感覚というのがある。その噛み合わなさは、やはり男である私からすると、女性の言動が「論理的ではない」と言わざるを得ないような実感に起因するのである。

 

これは一体どういう事なのだろうか。しばらく考えていたのだけど、私の中で決定的にスッキリする解釈がひらめいた。(まあ、これは正確にはただの仮説なのだけど、実際に検証するのは難しいというか別にする気もないので、私の中ではこれが自動的に結論であり、だからこそ言葉を選んで解釈と言っているのである)

 

ともあれ、私の解釈はこうである。

 

男女には、論理的な思考能力に特段の差があるわけではなく、意思決定の基準(優先順位)が明確に異なるのである。

 

女性だってもちろん論理的に思考する事はできる。というより、論理的でなく思考するというのは方法がちょっと良くわからない。けれども、いざ何かを決める時、話す時、行動する時に、感情的な部分が極めて大きく影響する。

 

逆に、男性だって別に特に理由なく何かに心を動かされることはあるし、感情が激しく動く事もある。けれども、いざ何かを決める時、話す時、行動する時には、ロジカルな判断の方がより直接的に反映される。

 

ただそれだけの話なのである。

 

わかってしまえば何ともシンプル。

 

これを理解しておくと、不必要に異性に対して苛立つこともなくなるのではないだろうか。

 

男性が論理的で女性が感情的なわけでは別にない。単純に両者の世界観が異なるだけの話なのである。

 

 - 思考