賢哲なる恣意性

桐峰矜公式ブログ

  

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衣食住以外は全て虚業である

   

こんな仕事をしていて世の中に対して何か意味なんてあるんだろうか。……などと気難しく考えてしまうような真面目な人が一体どれだけいるのかわからないが、少なくとも、そんな悩みなど一切気にする必要がないとだけははっきり言っておきたいと思う。

 

特に、我々のように自分で事業を企画してやっていくような仕事の場合、きちんと自分がやっている事の意味を深く考えるような自己内省力の高い人ほど、果たしてこの仕事は世の中にとって価値のあるものなのだろうかという自問自答からは逃れられない。

 

けれども、実はその問いは本質的に答えようがないものである。というより、もし答えられるのだとしても、絶対的な正解がひとつに決まるような類のものではない。

 

だからこそ、そんな無駄な疑問に思考力のリソースを割く事はやめたら良いのではないだろうかと思うのである。まあ「無駄な」というのは少し語弊があるのだけど、そこまで優先順位を高くする必要はない。

 

そもそも、言ってしまえば、この現代の日本のように経済的に充分に成熟している国において、絶対的に必要な産業なんてほとんどない。それこそ、人間の一般的な生命維持が困難になることなど皆無と言って良いだろう。

 

だったら、極端な話、衣食住に関する産業以外は全て「別にないならないでも良い余計な事」なのである。そう考えると、どれくらいなくても良いかという程度問題であって、結局のところ何も気にせず好き勝手にやったところで問題はないのである。

 

買いたいヤツは買う。買わないヤツは買わない。どんな商品やサービスでもそれは同じである。

 

だったら、売りたいヤツは売ればいい。そして売った後は市場に委ねる。そういう割り切りも時期を限定して戦略的に活用すれば良いのではないだろうか。

 

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