賢哲なる恣意性

桐峰矜公式ブログ

  

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他人の夢に時間を割かない

   

いわゆる芸能人やスポーツ選手などを応援するという行為は、基本的に他人の夢に感情移入しているだけであって、その結果がどのようなものであろうと、現実の自分自身の人生には特に何の影響も及ぼさない。

 

もちろん、そういう中から勇気や活力を貰えるという事は多いだろうが、あまり多くの時間をそういった他人の夢に費やしてしまうのは得策ではないように思う。

 

余暇というのは、それが余暇であるという事をきちんと認識したうえで、戦略的に何をして過ごすかを決めるべきである。そこを自分の中できちんと意識できずに、本来どうでも良いことに対して無意識にずるずると夢中になっていては、現実は何も変わらないどころか、自分の人生に対して悪影響ですらある。

 

世の中で、ある程度のレベルで成功している人々を少し観察してみると、主体的かつ能動的なアウトプット系の趣味を数多く持っている事はあっても、受動的なインプット系の趣味に熱中している人というのはほとんどいないのではないだろうか。

 

彼らは趣味という領域においても、世界に対して自分が何かしらを生み出すような行為を好む。世界の方が用意してくれたものをただ無為に消費するだけで満足する事はない。

 

「人生の質とは」みたいな議論というのは、その論点も主張も本当に数限りないけれども、ひとつ本記事で言及したような論点で言うなら、「いかに世界に対して何かを生み出したか」という尺度によって、ある程度の判断はできるのではないだろうか。

 

他人の人生に対して感情移入しているだけの時間は、まあさすがに無駄とまでは思わないが、あんなものは全て人生における休憩時間である。真に重要なのは、いかに現実の自分自身の人生により多くの時間を割く事ができるかであり、その密度こそが人生の質という点において非常に重要な岐路になってくるだろうなと改めて思うのである。

 

 - 人生設計